北イタリア ドロミテ地方のドロマイト

 北イタリアのドロミーティ(ドロミテ)地⽅の名前の由来 は、Wikipediaによると「ドロミーティの名は、18世紀フラ ンスの地質学者デオダ・ドゥ・ドロミュー(Dèodat  de Dolomieu)に由来する。デオダ・ドゥ・ドロミューは、この ⼭々で⾮常に豊富な鉱物である苦灰⽯(ドロマイト Dolomite)を発⾒した⼈物である(苦灰⽯を主成分とするマグ ネシウム質⽯灰岩もドロマイトと呼ばれる。イタリア語では、 モンティ・パッリディ(Monti Pallidi  ⻘⽩い⼭々)とも呼ばれ る。と記載されております。

⼤昔、海の底にあった証拠がたくさん⾒られ るドロミーティ地⽅

《北イタリアドロミーティのドロマイト》 ドロマイト(dolomite)は⽯灰⽯が海⽔中で変容して⽣成した ものです。⾙やサンゴなどの⽣物が海底に堆積して⽯灰岩にな った後、カルシウムの⼀部が海⽔中のマグネシウムで置き換わ って作られた、もともとは⽣物であった鉱⽯です。三⽅晶系に 属する鉱物(CaMg(Co₃)₂)⽐重約2.9、硬度3.5〜4と⽐較的 柔らかい鉱物です。⽇本名では苦灰⽯、苦灰岩を指します。苦 灰岩はドロストーン(dolostone)とも呼ばれています。鉱⽯の⾊は灰⾊、⽩⾊で、⽯灰⽯に似ています。ドロマイトは、⽅解 ⽯CaCo3と菱苦⼟⽯MgCo3が合わさったものと考えられてい たそうです。外⾒的には⽯灰⽯(CaCo₃)と区別は出来ませ ん。

 

 この地域の川や湖の⽔の⾊が⽩⾊が混ざり⻘⽩く⾒えるの は、この地域の岩⽯の⽯灰分が溶けたからですね。